吉井旅館は、天領として栄えていた江戸時代後期に民家として建築されたものです。
文化財保護法による倉敷川畔伝統的建造物群保存地区内の伝統的建物の一つとして、その外観を保存しつつ旅館を創業以来、
倉敷の「おもてなしの心」を守り続けて百年余の年月を重ねてまいりました。
明治時代に旅館になり、私で4代目の女将です。
このあたりは倉敷らしい町並みを保存しながらも今も生きている町並みです。
異次元の世界に入ったような空気を感じていただけると思います。
毎日みていても飽きることない、大好きなこの街をぜひ皆様にもみていただきたいと思います。
そして、吉井旅館はもちろん建て替えはしておりませんが、今の風を感じとっていただけることと存じます。
目まぐるしく過ぎてゆく日々の中で昔ながらの旅館に流れる四季を、こころゆくまで 堪能してくださいますよう、お待ち申し上げております。
吉井旅館 女将 永井圭子